先日、自動車と１０歳の児童が運転する自転車の事故において自転車側の責任が１００%と判決が下された裁判がありました。
これまでは悪くとも自動車８０：自転車２０の過失割合が適用されるケースがほとんどでした。（自転車は交通弱者）

今回の判決に至ったポイントは概ね以下の様です。
・非常に見通しの悪い道路状況であったため、自動車は青信号だったが安全のために
　交差点を徐行して進入した。
・一方で自転車は赤信号を無視して飛び出してきた。
・自動車は事故を防ぐために可能な限り最善の策を講じた。
（その他判断要素あり）

これらの状況から、「自転車側に過失１００%」という判決に至り、児童側に十数万円の賠償金が命じられました。

ご承知の通り、道交法改正により、１１月１日から自転車の違反運転の罰則が強化されました。
今回の判例も相まって、今後、「自動車と自転車」での事故で自転車側の過失が
大きく取られるケースが増えてくるかも知れません・・・。

未だに、ながらスマホ運転やイヤホンをしての運転を見かけることがあります。
自転車の運転マナーを見直し、事故を起こさないように心がけたいものですね。